SMSに投資すべきか否か

 

結論から述べるとするべきである。

 

理由は2点あり、まず高齢化社会を迎えた日本において成長著しい医療介護市場に特化していること、そしてその業界での人材紹介事業、介護事業所支援事業で業界トップシェアを誇っていることです。

 

この理由をこれからより具体的に書いていきます。

まず簡単にSMSという企業を説明します。

 

SMSは医療介護従事者に対して人材紹介、求人広告、経営支援サービス、コミュニテイサイト運営などを行っている企業です。

16年の売上としては転職支援領域が約67%、施設の経営支援を行っている介護領域が約16%を占め大きな柱となっています。

 

事業内容

転職領域では看護師の転職支援サイトであるナース人材バンクを運営し転職が成立し入職となった時点で想定年収の20%を手数料として事業所から支払いを受けることで売上をあげている。その転職領域の看護師のマッチング支援はシェアトップの25%〜30%です。

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介護領域では介護施設向けの経営サービス支援であるカイポケを軸としている。

こちらは低価格でありながらも品質が高いことを評価され17年の1月時点で172,000の事業所が利用しておりシェアは11%を誇っています。

保険請求サービスを他社は月額30,000円で提供しているがSMSは保険請求サービスに加え、その他40以上のサービスを月額20,000円で提供することで優位性を誇っています。

ちなみにこの経営支サービスを介護従事者に対して行っているのは業界ではSMSのみです。

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創業期からの売上



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株価の推移

 

安定して売上、EPSを伸ばしておりこの5年で株価は10倍を達成している。17年4月15日現在株価は2710円(PER:42.02倍×EPS:64.5)と割高感があるが来年の予想EPSは76.1であることから今と同様のPER:42.02で推移した場合、理論株価は3917円になる。

日本の医療市場は1兆円ほどの規模があり、さらに買収により海外にも進出しているため今後も現在のように安定して業績を伸ばしていくことが予想される。

 

将来性

SMSによれば15年度の医療介護キャリアの市場規模は540億であったが現在年平均7%の推移で成長を遂げており25年には今後介護・医療従事者の転職の市場規模は10年で2倍になる。仮に10年後にシェア率を今以上に伸ばせず20%で推移しても25年の予想の売上は212億円と現在の売上127億円の1.6倍の成長率である。

看護師の年間の転職数は15万人で人材紹介経由での転職が4万人、その内1万人がSMSを介してのものである。現状転職全体におけるシェアは7%だがキャリアパートナーの増員、生産性向上によりこの数字はまだまだ成長の見込みがある。

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介護事業者向けの経営支援システムであるカイポケの売上は現状25億円でこちらは10年後の予想市場規模1530億円に対して1.6%であることから中長期的にまだまだ成長が見込まれる分野である。

介護事業者に対して日本で唯一経営支援サービスを行っていることから今後も安定してシェア向上、利用拠点数の増加が見込まれる。

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成長を支える理由

 

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高齢化先進国の日本では現在毎年爆発的なスピードで介護系の施設が増加している。

この増加数に対し介護関連職の需要が伸びており政府が資格支援や賃金向上に注力しており近年は介護職の転職市場も比例するように急速に拡大している。

この流れは医療革新や介護ロボの急激な発達がない限り止まることはない。

 

総論

SMSは医療介護領域市場で圧倒的なシェアを現在誇っており、施設増加に伴う医療介護人材需要の拡大により今後も成長していくことが予想される。また人材面だけでなく介護施設を経営面からサポートすることによって安定的に人材を供給できるようになり今まで以上のスピードで成長していくであろう。